被災直後から小学校の先生ができること(7):周囲の人を心配している
「小学校の先生ができること」の記事は、東日本大震災発生時に記載したものです。一連の記事は、子どもに強いストレスがかかった場合の対処方法を年齢段階別に示し たものです。これは、「小学生の子ども」向けの記事「周囲の人を心配し...
「小学校の先生ができること」の記事は、東日本大震災発生時に記載したものです。一連の記事は、子どもに強いストレスがかかった場合の対処方法を年齢段階別に示し たものです。これは、「小学生の子ども」向けの記事「周囲の人を心配し...
「小学校の先生ができること」の記事は、東日本大震災発生時に記載したものです。一連の記事は、子どもに強いストレスがかかった場合の対処方法を年齢段階別に示し たものです。これは、「小学生の子ども」向けの記事「身体的訴え」をリ...
「小学校の先生ができること」の記事は、東日本大震災発生時に記載したものです。一連の記事は、子どもに強いストレスがかかった場合の対処方法を年齢段階別に示し たものです。これは、「小学生の子ども」向けの記事「以前より攻撃的/...
「小学校の先生ができること」の記事は、東日本大震災発生時に記載したものです。一連の記事は、子どもに強いストレスがかかった場合の対処方法を年齢段階別に示し たものです。これは、「小学生の子ども」向けのものをリライトしたものです。すべての子どもに関わる教育の専門家である小学校の先生向けです。災害時以外でも、生かしていくことができると思います。
一連の記事は、子どもに強いストレスがかかった場合の対処方法を年齢段階別に示し たものです。これは、「小学生の子ども」向けのもので、すべての子どもに関わる教育の専門家である小学校の先生向けのものす。そして、SARS-CoV-2ウィルスによる新型コロナウィルス感染症(Covid-19)のパンデミック災害の渦中(コロナ禍)を意識して書き新たねたものです。2019年暮れに始まり、現在(2021年6月)も先が見えない中で、子どもに尋常ではないさまざまな過剰なストレスが長期にわたってかかっています。このことの現状を意識して、順次、現状のパンデミックの様相に子どもに関わる支援者が応じられるように、全ての記事は意識して構成しています。
強いストレスがかかった後の幼い子どもで、危険だと分かっていながら、あえて危ういことをするお子さんがいます。トラウマ遊びや自己治癒遊びでも、そのような危ない遊びに発展するときがあります。恐怖を乗り越え、回復しようとする治療の側面もありますが、危険なことは許容できません。そのことへの関わり方で、問題をより悪化させる場合もありまます。関わりが難しく、工夫が求められる瞬間です。
強いストレスがかかった後の幼い子どもの食の問題は、緊張や不安で起きてくる場合が多いようです。そのこと以外に体調に問題がないようなら、まずは、親子ともにリラックスすることが大事です。子どもも保護者もリラックスをして、緊張を緩めること、ゆったりと楽しい遊びをすることが大切になります
虐待体験のあるお子さんでも、いじめ体験のあるお子さんでも、プレイセラピィなどの治療の場面や、治療が進むにつれて、日常生活でトラウマを再演するような遊びを行うことがあります。そのようなときに、お子さんの心のケアで必要なステップを紹介しています。
自己治癒遊びの意味ですが、基本は「子どもの心のケアを自分で行っている」と考えてほしいのです。子どもは、安全や安心が確保されると、子どもが抱えこんでいる恐怖や不安を表現するようになります。心のひとつの表現方法として、これらの遊びを行うようになることも多いのです。子どもは,遊びや,それに伴う会話を通じて,さまざまな感情や考えを表現し,少しずつ心の安定を取り戻していくのです。
今なお、災害の真っ最中です。災害のレベルで言えば、初期の初期の段階です。災害時、それが脅威であればあるほど、自分が環境に働きかけ、環境を調整している感覚を制御感(controllability)と言いますが、災害は人から制御感を奪います。そして、社会的に弱い者ほど、制御感の喪失は強烈です。こどもは大人よりもはるかに制御感が弱くなってしまいます。 この記事は、教師や避難所のスタッフなど、多くのこどもに接する大人がこどもたちのこころのケアをどのように行っていくのか、とくに課題のある子どもを見出し、どのように働きかけるのかを述べた連載記事の最終回です。