不登校の深刻化を防ぐ:思考面の悪化
この記事では、思考面での悪化のメカニズムを述べています。覚えておきましょう。人は打たれ強くはありません。打たれれば打たれるほど、打たれ弱くなります。傷ついた体験があれば、それはしっかり癒された体験へと繋いでおかなければなりません。辛い体験を乗り越えるとは、その体験を否定的な自己認知に結び付けないように評価できるようになることなのです。
この記事では、思考面での悪化のメカニズムを述べています。覚えておきましょう。人は打たれ強くはありません。打たれれば打たれるほど、打たれ弱くなります。傷ついた体験があれば、それはしっかり癒された体験へと繋いでおかなければなりません。辛い体験を乗り越えるとは、その体験を否定的な自己認知に結び付けないように評価できるようになることなのです。
外傷的な体験に出会ってから、数ヶ月以上経過して生じてくるのがPTSD症状です。この記事は、お子さんが示す外傷的な体験に関わる心理的な症状別に、どのように関わったら良いのかについて、お話ししています。ここでは、「外傷的なで...
今なお、災害の真っ最中です。災害のレベルで言えば、初期の初期の段階です。災害時、それが脅威であればあるほど、自分が環境に働きかけ、環境を調整している感覚を制御感(controllability)と言いますが、災害は人から制御感を奪います。そして、社会的に弱い者ほど、制御感の喪失は強烈です。こどもは大人よりもはるかに制御感が弱くなってしまいます。 この記事は、教師や避難所のスタッフなど、多くのこどもに接する大人がこどもたちのこころのケアをどのように行っていくのか、とくに課題のある子どもを見出し、どのように働きかけるのかを述べた連載記事の最終回です。
外部から入った支援者にはできないことがあります。それは、子どもが問わずがたりに話すことに耳を傾けることです。今、COVID-19の災害の真っただ中にいます。災害時には外部から入った支援者では、できないことがあります。教師は子どもが問わずがたりの語りに耳を傾け、話を受け止めることができる立場にいます。
私たちは、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)と称する災害の真っただ中にいます。教師など支援者としてお子さんに関わるとき、目の前のお子さんのことをどう理解し、どのようなこころ持ちで、どのように関わろうとしたらよいのでしょうか。この記事は、生活を共にしながら日常的に子どもを支える教師などの子どものお近くにいる支援者に向けたものです。
今、私たちは、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)と称する災害の真っただ中にいます。教師など支援者としてお子さんに関わるとき、目の前のお子さんのことをどう理解し、どのようなこころ持ちで、どのように関わろうとしたらよいのでしょうか。
怒りを示す子どもとの関わりでは、子どもの怒りに煽られて、安易に怒らず、穏やかに接します。他方で、関わりを積極的に行います。子どもを避けず、子どもとの関わり自体を好ましく感じることが、基本的な構えになります。
毎朝、子どもは学校の不快な場面を思い出します。その度に、不快感を味わいます。そのため学校に行かないと決めると不快感が消えて、ほっと安堵します。この安堵が翌日の不登校行動を強めるのです。そして、学校が辛い場合ほど、不登校で起きる安堵感は強くなり、不登校行動がより強固なものになります。
不登校は不登校になったことで不登校を悪化させえるメカニズムが発生します。ここでは感情面の悪化のメカニズムをお伝えします。
PTSD症状の中核とも言える「解離」を取り上げます。気づかれにくい症状ですが、見逃したくない症状です。