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被災直後の幼いお子さんの様子に応じた関わり(4):赤ちゃんがえり

この記事は、東日本大震災発生時に記載したものです。お子さんに強いストレスがかかった直後の対処方法を年齢段階別に示したもので、このシリーズは、「幼い子ども向け」のものです。災害時以外でも、生かしていくことができると思います。たとえば、事故や事件に巻き込まれてしまったとか、大病で急に手術をするようになったような場合で、そのことが起きて数か月以内の関わりです。

強いストレスがかかった後の幼い子どもの赤ちゃんがえり、退行の問題では、「できる」「できない」「できていた」に大人が拘らないことが大事です。ゆったりと構えましょう。

状態

   以前にできていたことができなくなる。

   おまるが使えない、一人で行けていた場所に行けなくなった、
   着替えを手伝ってほしい…などなどなど…。

関わり

  「できる」「できない」「できていた」を問題にしない

大人が無理強いをしてはいけません。逆効果になります。

支援者は、保護者の焦る気持ちを酌みましょう。

「親御さんとしては、そう言いたいですよねー。ただ、かえって、できなくなちゃうかも知れませんよ」と温かく諫めてください。

「できる・できない」を問題にしないことが大原則です


そのときに、「できる・できない」「できていた」を問題にしないことが大原則です。

必要なことは、
保護者の理解していること・・・
前はできていたのに、したくなくなっちゃったんだね…」と、伝えます

保護者に受け入れられていること・・・
 「そういうときもあるよねー」

保護者に愛されていること・・・
❖支援者は「保護者(お母さん)は、○○ちゃんを大好きだから、一人でしてもらいたいんだと思うよ」と伝えます。

「大好きだから、保護者(お母さん)は、そう言うんだろうね」

手伝ってもらえることを示します・・・
「保護者(お母さん)に手伝ってもらえるようにお願いして見ようか?」
「私が手伝っても良いか、保護者(お母さん)にお願いしてもいいかな?」

できなくなったことは、安心感が増すにつれて、回復します

支援者は保護者に声をかけます。

「一度覚えたことは、よっぽど年をとらないと、できなくなるなんてことないですよねー」

「それができない大人なんていないですよねぇ」とのんびりとした口調で、親子に関わりましょう。

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ABOUT US

cocorocare大学教授・NPO法人元気プログラム作成委員会理事長
NPO法人元気プログラム作成委員会理事長。カウンセリング研修センター学舎ブレイブの運営をしています。大学で教育臨床心理学を教えています。教育相談の面接を35年以上してきました。 公認心理師、臨床心理士、学校心理士、カウンセリング心理士(認定カウンセラー)です。カウンセリング心理士のスーパービジョンの資格もあります。臨床経験ですが、1時間の対面相談だけでも2万時間以上の面接を重ねてきました。 一緒に悩みの解消を考えていくカウンセリングスタイルが基本です。市町や学校単位で不登校を減少させる取り組みも18年ほど取り組んできました。クライエントさんの意志を尊重しつつ、必要とあれば、PTSDの解消にはEMDRを用いたり、アクティブテクニックとして認知行動カウンセリングを用いたりします。