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支援者

コロナ禍のこころのケア

被災直後から小学校の先生ができること(0)このシリーズの意味

一連の記事は、子どもに強いストレスがかかった場合の対処方法を年齢段階別に示し たものです。これは、「小学生の子ども」向けのもので、すべての子どもに関わる教育の専門家である小学校の先生向けのものす。そして、SARS-CoV-2ウィルスによる新型コロナウィルス感染症(Covid-19)のパンデミック災害の渦中(コロナ禍)を意識して書き新たねたものです。2019年暮れに始まり、現在(2021年6月)も先が見えない中で、子どもに尋常ではないさまざまな過剰なストレスが長期にわたってかかっています。このことの現状を意識して、順次、現状のパンデミックの様相に子どもに関わる支援者が応じられるように、全ての記事は意識して構成しています。

コロナ禍のこころのケア

被災直後の幼いお子さんの様子に応じた関わり(2):おびえたとき

「幼い子ども向け」のものです。災害時以外でも、生かしていくことができると思います。幼い子どもがおびえる問題でも、保護者のお子さんに関わり方を伝え、保護者とお子さんを間接的に支えることと、保護者が疲れ過ぎないように、保護者に代わって子どものお世話をすることなどで保護者を支えることについて触れています。

コロナ禍のこころのケア

災害時に寄り添う|支援者が寄り添うとは(4)

今なお、災害の真っ最中です。災害のレベルで言えば、初期の初期の段階です。災害時、それが脅威であればあるほど、自分が環境に働きかけ、環境を調整している感覚を制御感(controllability)と言いますが、災害は人から制御感を奪います。そして、社会的に弱い者ほど、制御感の喪失は強烈です。こどもは大人よりもはるかに制御感が弱くなってしまいます。 この記事は、教師や避難所のスタッフなど、多くのこどもに接する大人がこどもたちのこころのケアをどのように行っていくのか、とくに課題のある子どもを見出し、どのように働きかけるのかを述べた連載記事の最終回です。

コロナ禍のこころのケア

災害時に寄り添う|支援者が寄り添うとは(3)

外部から入った支援者にはできないことがあります。それは、子どもが問わずがたりに話すことに耳を傾けることです。今、COVID-19の災害の真っただ中にいます。災害時には外部から入った支援者では、できないことがあります。教師は子どもが問わずがたりの語りに耳を傾け、話を受け止めることができる立場にいます。