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自己肯定

コロナ禍のこころのケア

災害時に寄り添う|支援者が寄り添うとは(4)

今なお、災害の真っ最中です。災害のレベルで言えば、初期の初期の段階です。災害時、それが脅威であればあるほど、自分が環境に働きかけ、環境を調整している感覚を制御感(controllability)と言いますが、災害は人から制御感を奪います。そして、社会的に弱い者ほど、制御感の喪失は強烈です。こどもは大人よりもはるかに制御感が弱くなってしまいます。 この記事は、教師や避難所のスタッフなど、多くのこどもに接する大人がこどもたちのこころのケアをどのように行っていくのか、とくに課題のある子どもを見出し、どのように働きかけるのかを述べた連載記事の最終回です。

コロナ禍のこころのケア

被災直後の子どものこころのケア|自分で自分にOKと言いましょう。それで十分です

この文書は、強いストレスに出会ってしまったお子さんにどのように接すると良いのか、とくに、被災した最初の段階で何をすることが良いのかを書いています。 今回の新型コロナウィルス感染症によるパンデミックの災害は、目では具体的に見ることはできません。しかし、日々、病やそれによる死の脅威に脅かされている点で、現在進行形の災害です。まだ、災害の段階で言えば、復旧の段階にすら進めていません。これが始まって1年以上経過しましたが、「被災直後」と同じだと言えるでしょう。