こどものこころのケアブログの3つのテーマ
不適応・不登校など
不適応とは、「人が環境に合わない」ことです。それは反対に、「環境が人に合わないのが不適応だ」と言えます。
不登校は学校不適応の一種です。それは、学校が子どもに合わないことで始まるのです。
環境(学校)に合わせることだけが回復の道筋ではありません。これは適応の一側面にでしかないのです。
環境(学校)が子どもに合わせることも適応なのです。
そして、環境(学校)を自分に合うように作り変えるのも適応なのです。
トラウマ・PTSD・情動のコントロールの問題
トラウマとは、非常に恐ろしく、辛い体験をした結果起きます。普通のストレス反応以上にさまざまな特徴的な強い反応が出ます。それがPTSDです。
子どもの場合、情動のコントロールの問題として現れます。過度に恐がること、怒りや悲しみの反応が強く出ること、反対に、極端におとなしい場合、ぼんやりしてしまうこともあります。
愛着の問題(ここでは「発達性トラウマ」と呼びます)も、ここに含まれます。
コロナ禍など災害支援
大きな災害の後に、さまざまな心理的な不調をきたします。これまでの研究では被災した3分の1の人が、3年以上心理的な課題を抱えると言われています。
地震や津波の場合もそうですし、事故や犯罪被害なども災害の一つと言えるかも知れません。
今、2019年冬から始まった新型コロナウィルス感染症(COVID-19)は数年に及ぶ世界的な災害になりました。
このことが心理的に及ぼす影響を考え、こころのケアに何が必要なのかを考えます。
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子どもたちの安全と学ぶ権利を守るため、奮闘する学校。その限界と可能性を探る。